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2022年4月より中小企業で義務化された「パワハラ防止法」とは?

飯塚匡春

2022.08.05

2022年4月より中小企業で義務化された「パワハラ防止法」とは?

2020年6月1日(中小企業は2022年4月1日)、パワハラ防止法(労働政策総合推進法)が施行されました。

 

職場のいじめ・嫌がらせの増加傾向に歯止めをかけるため、

職場においてパワハラを予防、防止するための措置が義務化されています。

 

消費者庁のガイドラインでは、

企業に相談窓口の設置と相談者・行為者のプライバシー保護に関して、以下のような指針を出しています。

消費者庁が定める指針

一、外部窓口の整備

通報者の匿名性を確保するとともに、経営上のリスクに係る情報を把握する機会を拡充するため、

可能な限り事業者の外部(例えば、法律事務所や民間の専門機関等)に通報窓口を整備することが適当である。

 

二、匿名通報の受付と実用性の効果

個人情報保護の徹底を図るとともに通報対応の実効性を確保するため、匿名の通報も受け付けることが必要である。

その際、匿名の通報であっても、通報者と通報窓口担当者が双方向で情報伝達を行い得る仕組みを導入することが望ましい。

 

 

社内相談では通報内容がもみ消されることやあやふやにされる可能性があるため、

外部窓口を利用するという方は多いです。

また、個人が特定されないよう、匿名通報や会社への非開示を求める方も多くいます。

義務の内容をまとめると

パワハラの防止について、企業(事業主)が果たさなければならない「義務」は、
パワハラ防止を義務化する法律(労働施策総合推進法)の第三十条二項に記されており、

 

・ハラスメントに関する相談があった場合には、必要な措置をとらなければならない

・相談者のプライバシーを守り、相談された内容を元に不利益な取り扱いをしてはならない

 

ということが定められています。

最後に

まずは、パワハラ防止法により義務化された内容についてお届けしました。

中小企業は今年4月から対象となり、上記の措置が求められるようになっています。

 

まだ、職場のパワハラ防止・予防に対して
完璧に対応できていないかもしれないという企業様もいらっしゃるかもしれません。

 

社会保険労務士法人ADEPTでは、人事担当者や従業員が抱えている問題に対して解決するために、

様々な視点から解決方法やノウハウなどを取り上げて参ります。

 

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引き続き、社会保険労務士法人ADEPTをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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