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会社設立 社会保険労務士

2022年10月開始|「社会保険の適用拡大」とは?その②

飯塚匡春

2022.09.23

社会保険加入のメリット・デメリットと企業の対応事項

202210月より、健康保険・厚生年金保険が適用される短時間労働者の範囲が拡大されます。

今回の改正により、これまで社会保険制度が適用されなかった短時間労働者でも

被保険者資格を得られる可能性があります。


前回に引き続き、新たに社会保険に加入することのメリット・デメリット、

企業が対応しなければならないことについて解説していきます。

新たに社会保険に加入することのメリット・デメリット

〇メリット


・基礎年金へ「老齢厚生年金」「遺族厚生年金」「障害厚生年金」などが上乗せされる


・「傷病手当金」「出産手当金」を受け取ることができる


・国保に比べ、健康保険の保障内容が充実している


・国保に比べ、保険料が安くなる

 

〇デメリット


・(扶養内で働いていた人は)保険料の負担が増える


・老齢年金等の増額分より、保険料の方が高い場合がある


・扶養手当を支給されている場合、受け取れなくなる可能性がある

 

社会保険の改正で企業が必要な対応

今回の社会保険の改正において、企業に求められる対応は以下の通りです。

社会保険を対象者に加入させることは、企業にとっては義務であり、

労働者にとっては手取り額の変動が起こる重大な手続きであるため、きちんと対応しましょう。

 

〇加入対象となる短時間労働者に対して周知する

 ・説明資料などを準備して案内する機会を設ける

 ・社内掲示板や社内報などに掲載する

〇被保険者資格を歓迎しない対象者に、どのような方法を取るべきか説明する

最後に

今回の改正の対象になる企業に対しては、

20228月までに日本年金機構から通知書類が到着する予定です。

案内に従って対象者の社会保険加入の準備を進めましょう。


必要書類の提出期限は2022105日までです。

被保険者資格取得届」はオンラインで作成・提出が可能なので、余裕を持って申請業務を進めましょう。


判断に迷った際には電子申請相談チャットも用意されているので、

疑問点を解消しながら進められます。

 

社会保険労務士法人ADEPTでは

人事担当者や従業員が抱えている問題に対して解決するために


様々な視点から解決方法やノウハウなどを取り上げて参ります。

 


ご相談をご希望の際は、「お問い合わせ」からお気軽にお申し込みください。

引き続き社会保険労務士法人ADEPTをどうぞよろしくお願いいたします。

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