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12月2日に成立した令和4年度の第2次補正予算案では、賃上げ支援や人への投資を促進する事業の拡充などが発表されました。

飯塚匡春

2022.12.08

産業雇用安定助成金 スキルアップ支援コース創設へ

12月2日に成立した令和4年度の第2次補正予算案では、賃上げ支援や人への投資を促進する事業の拡充などが発表されました。

そのなかには、在籍型出向にかかる費用の一部が助成される「産業雇用安定助成金」に「スキルアップ支援コース(仮称)」が新設されることが盛り込まれています。これは企業が在籍型出向による労働者のスキルアップを図り、さらに該当労働者の賃金を向上させたとき、その費用の一部が助成されるコースです。

生活様式や多様な価値観に対応するには、新しい技術を持った人材の育成が不可欠です。また不安定な社会情勢から長期化している物価の上昇を好景気につなげるために、賃金の上昇が急務となっており、そうした状況を背景に、雇用を守るために設立された産業雇用安定助成金でも在籍型出向によってスキルアップと賃金の上昇を図る労働者を支援する枠組みが導入されました。

賃上げ税制や支援策 活用のすす

政府は令和4年度の第2次補正予算案の中で、総合経済対策の一環として「構造的な賃上げ」を掲げています。物価上昇などに伴い生活が苦しくなる従業員に対して継続的な賃上げを実現し、状況を改善することを目的としています。とはいえ、賃上げを実施する企業に資金的な余力がなければ実現は困難です。そこで政府は以下のような制度で賃上げを支援しています。

中小企業向け 賃上げ促進税制
事業再構築補助金
ものづくり・商業・サービス補助金
事業承継・引継ぎ補助金(経営革新事業)
補正予算の事業により、賃上げによって、各種補助金の補助率や補助上限が引き上げられるインセンティブが得られますので、賃上げに取り組む皆さまはぜひチェックしてください。

ものづくり補助金2023年の内容

ものづくり補助金は、新製品・サービスの開発や生産プロセス改善等を支援する事業です。生産性向上を目指す中小企業は事業計画を提出することで活用でき、賃上げや海外市場開拓に支援が受けられます。

ものづくり補助金は一般型とグローバル展開型に分けられ、さらに一般型には「通常枠」のほかに「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」が設定されています。

通常枠以外の3つは、10月に新設された枠です。今回の補正予算では「グローバル市場開拓枠」を新設することが発表されています。そのほかの拡充として「グリーン枠」では、温室効果ガス排出削減の取組度合いに応じた3段階の補助上限が設定されます。

これまで賃上げや生産性向上のための設備投資等ができずにいた中小企業の皆さまは、詳細をご確認ください。

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